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自筆「源氏物語」の「総角(あげまき)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。源氏物語】第三部 第四十二帖 <匂宮の巻Ⅱ> | 心の扉をあけて 壱。
「総角の巻」の主人公は、源氏の君と女三の宮の皇子・薫の君と今上帝天皇と明石中宮の皇子・匂宮のきらびやかな恋物足りが描かれている
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。●e2790 三浦竹泉 呉須赤絵鉢 福字 共箱 口径18.3cm 節月庵 菓子鉢 鉢 茶道具。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。茶道具 食籠 六代 清水六兵衛 金彩 蓋物 菓子器 共箱 共布 栞付き。現在の今上天皇と系譜がつながっている。【扇屋】中村翠嵐「紅毛鳥摘 茶器」共箱 高さ 約8.5cm 幅 約7.5cm 棗 香合 茶碗 茶道具 京焼 交趾焼。
関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。【茶】十六代 永楽 善五郎(即全)菊 御紋 蓋置 表千家 堀内 宗完 書付。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。板谷波山 茶入 裏千家淡々斎花押の逸品k78。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。茶道具 中興名物 漢作 岩城文琳写 茶入 松本 鉄山 作 仕服 亡羊緞子 桐箱入り 茶道 t 46321408。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。【扇屋】平安 伊藤魁雲「桜 蓋置」共箱 幅 約5.5cm 高さ 約4.5cm 建水 杓立 水指 茶道具 京焼。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。☆茶道具 時代 手動ひき茶臼 緑石 箱無し 2,4kg 石臼/碾臼。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。【扇屋】椿岳窯 松本房子 造「六瓢 蓋置」共箱 幅 約5.5cm 高さ 約5cm 棗 香合 茶碗 茶道具 T。(資料の記録は下記に掲示)
出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。(株)野々田創巧社製 茶道具 炭型ヒーター(白紅型)100v 400w 木台付電熱風炉。
自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。TM/ 清閑寺窯 杉田祥平造 色絵仁清波に扇面画 皆具 水指 /水差/建水/勺立/蓋置 4種 共箱 茶道 茶道具 0708-1。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。茶道具 茶箱 茶器 茶具 茶道 平安 春峰 水差 水指 染付 建水 茶こぼし 湯こぼし 金属工芸 瑞山 青釉 蓋置 抹茶 茶碗 竹 風炉 ひしゃく 柄杓。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。510310 【 美品 茶道具 桐木地 短冊箱 茶箱揃 十点セット 茶道具一式 おしゃれ 】 検) 持ち運び 茶器 野点 煎茶道具 和食器 運動会 花見 ⅱ。また、各巻ごとの書かれた年については不明。大雅堂3693 お抹茶道具一式 短冊箱付き 抹茶道具 茶道具 越前蔵うぶだし 本物保証 中古品。従って、応永五年とは、書き始めの年である。N1137 【京焼 洛東 桶谷定一 仕覆付き肩衝茶入】 茶器 共箱/60。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。■楠廸庵■茶道具 建水 出雲焼 11代 長岡空権作 縄すだれ建水 共箱。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。時代 南蛮 建水【高橋道八】共箱 茶道具 検索)急須煎茶道具。
大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。茶道具 色絵 煙草葉紋 火入 橋本 龍岳 造 火入れ 茶道 紙箱入り t hiire-018。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門(おおいみかど)」を称する。【扇屋】平安 万代喜山 造「茄子茶入」共箱 高さ 約7.5cm 幅 約7cm 棗 香合 茶碗 茶道具。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。昭和レトロ、高級茶道具セット、茶棚、織部焼、犬山焼、黄瀬戸、他色々あり。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。茶道具 茶入 備前 大海 木村 陶峰 作 仕服 花鳥梅花紋錦 茶道 16-6801。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。レトロ 年代物 桐製 野点 茶箱/短冊箱/持ち運び 茶箱 茶碗(介炎) 建水(陶楽) 棗 茶筅筒 香合 振出 蓋置 等 茶箱揃 8点セット 茶道具一式。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。C08850 十四代玉泉等 蓋置7点セット:真作。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。[ギャラ藤]人間国宝/十代三輪休雪/永田宗伴書付萩茶入 銘「千年」/共箱/G-376(検)骨董/鉢/茶道具/煎茶道具/煎茶碗/抹茶碗/割烹/和食。
旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。FK-2263◆茶道具 三ッ入 茶入 文琳 備前 陶峰 丹波 信水 定一 仕覆。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。真葛香斎 オランダ写皆具 裏千家鵬雲斎花押の逸品k913。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。茶入 【TY403 茶道具 桶谷定一 瓢形茶入 紅葉 仕覆 牙 角 幕末 明治 大正 昭和 骨董品 時代物 茶道 香道 お茶 煎茶 】。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。茶道具 水指 水差し 交趾焼? 色絵 梅 松 図 京焼? 清水焼? 希少 お茶道具 コレクション 飾り 置物 日本 Japan 骨董。
出品した「源氏物語」は総角(あげまき)の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。茶道具 茶箱 振出 巾筒 色絵 鈴絵 (紙箱) t ms27-0002。総角の巻は、源氏の君と女三の御子、薫の君と今上天皇の皇子・匂宮の恋物語を描いております。茶道具 茶箱 御所籠 色紙点 服紗セット 紹鴎緞子 高台寺裂 茶道 t tz33-012。大君と中の君の姉妹は、朱雀院(前朱雀天皇)の弟・八の宮を父とする。楽 江戸期 「閑人井の中を覗く図」 蓋置き 赤楽焼 共箱 古布※根付 茶碗 茶杓 茶筅 茶釜 彫刻 香 香炉 掛軸 仏像 煎茶。八の宮のなきあと宇治にこもる大君と中の君の姉妹のうち、大君との結婚を望む薫の君(母は、前朱雀天皇の皇女・女三の宮)は老女房の弁たちの手引きで大君の寝所に入るが大君は気配に気づき隠れてしまう。〔楽布〕P21311 河井武一 呉須角水指 茶道具 古民藝 店。大君の意思を知った薫の君は中の君を匂宮(今上天皇と明石中宮の皇子)に紹介し結婚させようと考え、九月のある夜ひそかに匂宮を宇治に案内し、中の君と逢わせてしまう。茶道具 供茶 三つ具足 和楽 作 利休忌 茶湯器 供茶 茶道 30-7204。しかし、母后・明石中宮に反対され、その後は身分柄思うように宇治を訪問することができない。茶道具 奈良文琳 茶入 笹田 仁史 作 仕服 花色唐草緞子 茶道 16-5311。大君と結ばれぬまま終わった薫は深い悲嘆に沈む。茶入 / 共箱 / 煎茶道具 / 茶道具 / 陶器 / 焼物 / 作家もの。一方、薫の君の悲しみを人伝てに聞いた明石中宮は、「ここまで想われる女人の妹姫なら、匂宮が通うのも無理はない」と思い直し、匂宮に「二条院へ妻として迎えても良い」と認めた。茶入れ■丹波 陶春造 丹波焼き 大海茶入 銘吟旬? 糸切り高台 茶壷 仕覆 共箱 お茶道具 古美術 時代物 骨董品■。匂宮は、中の君を京の二条院に引き取る決意をする。茶道具 葉茶漏斗 糊板・ヘラ付 茶道 28-5106。
原本自筆上部に「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。【扇屋】柴田好寛「古瀬戸 茶入」共箱 高さ 約6.5㎝ 幅 約6.5㎝ 茶道具 抹茶碗 棗 香合 茶杓。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節である。【蔵A2567】清水六兵衛 輪線 煎茶碗 急須 二客。この漢詩は、「反魂香(はんごんこう)」としても広く知られている。【新品】茶道具 祥瑞 夜学 蓋置 高野昭阿弥 共箱 染付 京焼 茶会 稽古。前漢の武帝王が美しい李夫人の死をいたみ「反魂香」を九華帳(漢王の寝室にかける,幾重もの花模様のついた,美しいとばり)の中で香を焚くと、美しい夫人の魂が煙に導かれ魂を呼び返してその姿を煙の中に夫人の姿が現われる。【扇屋】宮川香雲 肩衝茶入 共箱 高さ 約8cm 幅 約6cm 仕覆 茶道具 竜谷焼 t。紫式部が「若紫」を書くに際し、「白楽天」の漢詩を読み理解したうえで、「総角」の中の「大君が父君の八の宮を呼ぶべき煙がほしい」という意味から総角の原文の中で、「人の煙にありけむ香の煙そ、いと得まほしくおほさるる」と書いていることから紫式部が「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の「反魂香(はんごんこう)」の漢詩に共鳴していることがよくわかる。【風流庵】 『新品』 ウール100% ★ 萬葉 赤色毛氈{3㎜} 化粧箱。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。美品 茶道具 竹蓋置 竹器師 影林宗篤 黄梅院 小林太玄(箱書花押)炉用・風炉用 一双 炉風炉竹蓋置 共箱・共布・共紙箱茶道 茶の湯。)
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
「総角」の巻は英文で「Trefoil Knots」と表記されます。【平安三世 輝山 造】色絵金彩 羊図 煎茶碗 六客揃 共箱・布付 京焼 平安輝山 未 ひつじ 煎茶道具 茶道具 茶器 真贋保証 検:中国美術。
《自筆上部の「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。茶道具 浅黄交趾 唐草彫 火入 中村 翠嵐 造 火入れ 茶道 t hiire-020。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の一節です。【永楽善五郎】乾山写 雲錦蓋置 共箱 茶道具 DR23-0912。この漢詩は、「反魂香(はんごんこう)」としても広く知られている「白氏文集」の中の有名一節です。【扇屋】真葛香斉「染付 栄螺 蓋置」共箱 高さ 約4.5cm 幅 約7.5cm×約6cm さざえ 貝蓋置 棗 茶碗 香合 茶道具 t。》
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。【風流庵】 『暁窯』 岡田暁山作 ★ 梅月絵 色絵飾壷{一式揃} 桐共箱。)
「自筆原本」
自筆右下の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子と娘・幾千姫(玉映)の落款。【風流庵】 『平安』 川崎和楽作 ★ 青楽 すずめ瓦 紙箱。
自筆上部の「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。《gu》 平安 高野昭阿弥 青華一閑人 火入: 茶道具 煎茶 昭阿弥 京焼 日本陶磁 840/44。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節です。【扇屋】平安 手塚桐鳳「乾山写 芽張柳文 蓋置」共箱 高さ 約5.5cm 幅 約5.5cm 棗 香合 茶碗 茶道具 京焼 T。
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。【扇屋】平安 高野昭阿弥 作「茄子 蓋置」共箱 高さ 約5.5cm 幅 約6cm 色絵 茶道具 京焼。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。茶道具 古物品 茶入 文琳 平安喜山。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。:古都京都】「二月堂机EE-366」茶道具・華道・花瓶・花生・鉄瓶・茶臼・碾き臼・蒔絵・香道〝江〟。
《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
《「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。【逢絢亭・新品】茶道具 七事式道具 聞香炉 楽焼 青楽 雷門 表千家流好み 松楽窯 紙箱入り。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節で「白氏文集」に由来するものです。【扇屋】平安 平井覚山 造「水次」共箱 高さ 約16.5cm 幅 約25cm×約15cm 色絵 金彩 七宝 松竹梅文 水注 茶道具 京焼。》
《宮の大夫、》さ・・・らぬ殿上人なと、あまたたてまつり給へり。[ギャラ藤]中村陶彩 造/仁清写菖蒲絵水指/共箱/D-146 (検索)骨董/水差/水器/水注/茶釜/茶碗/皆具。
心あわたゝしく、口惜しく、歸り給はん空なし。【逢絢亭・新品】茶道具 蓋置 楽焼 柳に燕の図 楽入窯 紙箱入り。かしこには、
御文をそたてまつれ給ふ。茶道具 青交趾 蓮 蓋置 中村 翠嵐 作 茶道 t 46313661。をかしやかなることもなく、いとまめたちて、
思しけることゝもを、こまこまと、書き續け給へれと、「人目しけく、
騷かしからんに」とて、御返りなし。【G1911】煎茶道具 三代 三浦竹泉 平安竹泉 青華 染付 七宝文 煎茶碗 六客揃い 茶杯 茗碗 共箱 共布。「數ならぬ有樣にては、
めてたき御あたりにましらはん、かひなきわさかな」と、いとゝ、
おほし知り給ふ。茶道具 文箱 香合 保庭 楽入 作 杉箱入り 茶道 t 9304671。よそにて隔たる月日は、おほつかなさもことわりに、
「さりとも」なと、なくさめ給ふを、近き程にのゝしりおはして、
つれなく過き給ふなむ、つらくも、・・・《口おしくも、思ひみた(亂)れ》
(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。茶道具 麦藁手 輪花口 火入 加藤 日出 造 火入れ 茶道 t hiire-026。
《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
《桐壺天皇の皇子・八の宮の御子・大君と中の君と薫の君、匂宮の恋物語》
《十月、宮(匂宮・今上天皇の皇子)が紅葉狩りを口実に宇治を訪問し舟下りを楽しむ》
《中宮(今上天皇の后・明石中宮)がお耳になさり驚きあそばして、こうして衛門督が
殿上人(てんじょうびと)を大勢引き連れてまいったというわけだから、
どうにもこれは間のわるいことになってしまった。茶入れ■古い大海茶入 黒釉 江戸期 糸切り高台 茶壷 お茶道具 古美術 時代物 骨董品■。
宮(匂宮・今上天皇の皇子)も中納言(薫の君)もお困りになって、一座の興もすっかりさめはててしまった。h3G015Z1 煎茶道具 染付 煎茶碗 寿山 山水詩文 5客 胴紐文 6客 計11客。
お二人のそうしたお気持を知らず、一行の者は酔い痴(し)れ遊び明かしたのである。茶道具 京焼洛東 桶谷定一作 鶴首茶入 美品!!。
明けての今日はこのまま、と宮(匂宮・今上天皇の皇子)が思っていらっしゃるところへ、
中宮(今上天皇の后・明石中宮)はまた、中宮大夫やその他の》・・・・殿上人などが大勢、
宮(匂宮・今上天皇の皇子)をお迎えにお遣(つか)わしになる。桶谷定一 造 茄子茶入 共箱 煎茶道具 茶道具 陶器 焼物。
宮(匂宮・今上天皇の皇子)は、気が気でなく心残りで、とてもお帰りになる気にもおなりになれない。【扇屋】中村翠嵐「紫交趾 突羽根 蓋置」共箱 高さ 約4cm 幅 約7cm 棗 香合 茶碗 杓立 建水 水指 茶道具 交趾焼 t。
あちらの女君の(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・中の君)もとへはお手紙をおさしあげになる。「狸庵RS」 京焼 戎 様 萬古焼 大黒 様 人形☆/ えびす さん 大黒 さん ☆本物保障☆。
今はしゃれたお言葉をしたためるゆとりもなく、いかにも真剣にお胸のうちをこまごまと
お書き続けになるけれど、人目も多くておとりこみのところだろうからと、ご返事もない。茶道具 蓋置 色絵 蛍、京都 高野昭阿弥作 共箱■新品■。
女君(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・中の君)は、
(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・中の君)「人数でもない身の上では、
貴いお方(匂宮・今上天皇の皇子)にお近づきするのもかいのないこと」
とひとしおお悟りになる。【送料無料】時代物 古茶入れ 仕覆付 棗 茶壺 煎茶道具 古美術 古陶磁工芸 茶道具 ウブ品 入手困難 骨董 (茶道先生所蔵品出し) WWTT047。
遠く離れ離れのままで月日がたつのであれば、お越しがないからとてそれも無理からぬこと。《美品》茶道具 一式揃え<抹茶碗・水差し・茶筅等 13種>茶箱 231212。
今はこうであってもそのうちには、と自分に言い聞かせあきらめることもできるが、
すぐ近くまで賑々(にぎにぎ)しくお越しになっていながら知らぬ顔で素通りなさるのを、
・・・・・《うらめしくも残念にも、さまざまお心を痛めておいでになる。茶道具 備前胡麻釉 建水 木村 陶峰 造 茶道 t ms22-0004。》
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。【土田友湖】 鞠松紹巴 タトウ紙 化粧箱 ピンク 桃色 古帛紗 千家十職 袋師 ふくさ 袱紗 服紗。
《Trefoil Knots (総角)》
But another horde of courtiers arrived, headed by his mother's chamberlain.
They made him no more eager to return to the city.
He sent a note across the river. Eschewing any attempt to be witty or clever,
he sought to convey in some detail his honest thoughts.
Nakanokimi, knowing that he would be surrounded by prying eyes, did not answer.
She knew more than ever how useless it was to think of joining so grand a company.
She had been resentful, and with cause, at his prolonged failure to visit her,
but she had been able to tell herself that he would one day come;
and here he was madly reveling before her very eyes, and he had not a glance for her.
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
《総角》
但京中又派中大夫了多殿上人来迎接他回。【扇屋】竜谷窯 宮川香雲 茶入 共箱 仕覆 高さ 約7.5cm 幅 約6.5cm 棗 香合 茶碗 茶器 茶壷 薄茶器 茶道具。
他心慌意乱,懊恨千万,在不想回京。【レア・美品・共箱あり】音羽造 『夏月』 金彩 棗 薄茶器 茶道具 清水焼 京焼 骨董品 アンティーク 草花 古美術 茶入れ 茶筒。便写一封信二女公子,
信中并无一句言情抒的,只是老老、
地叙述感想。肩衝茶入 平安喜山造 共箱 仕覆 茶道具 煎茶道具。二女公子推想匂皇子左右人目繁多,
事端忙,故并不作。【扇屋】前田宝泉造「金地金襴手松唐草 茶器」共箱 高さ 約6.5cm 幅 約6.5cm 茶道具 京焼 安徳窯 前田保則 tn-3。只是更加信:
像微不足数的人,高攀尊的皇子,
竟是不相称的。茶道具 大名物 白玉文琳写 茶入 笹田 仁史 作 仕服 正法寺緞子 桐箱入り 茶道 t 46321397。以前居地,多,
因而苦思,原是有之事;今命而来,
心中正感喜慰,知只在附近喧取而不入。平安 井上春峰(造)京焼 染付祥瑞山水人物文水注 共蓋 共箱 茶道具 煎茶道具 陶磁器 古陶磁器 現代工芸 美品 a0060。
中国訳文の出典:『源氏物語(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)
注記・中国語の文字の一部がシステムの関係で反映されない場合があります。【扇屋】平安 永泉「浅黄交趾 荒磯 蓋置」共箱 高さ 約6cm 幅 約6cm 交趾焼 茶道具。この場合、落札後に正確な中国語の文字を記載した中国語訳文を交付いたします。【扇屋】五代 三浦竹泉造「染付左万字ツナギ 蓋置」共箱 幅 約6.5cm 高さ 約5cm 棗 香合 茶碗 茶道具。
左の写真2枚が「源氏物語」総角の巻の末尾(原本番号88-B)右面と左面の押印。【蔵】茶道具 永楽善五郎 作 青交趾竹蓋置 共箱 本物保証 Y1336。
写真一番左下の角印が仙台藩の家紋印(竹に雀)
家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。茶道具 信楽 臼 蓋置 谷 清右衛門 作 茶道 t 9304762 注)長期在庫品につき箱に変色等が見られますが、本体は問題ございません。。冬姫は内大臣・通誠の養女。21827/○七十四代 朝日豊斎 松林豊斎 朝日焼 しだ灰はぜ釉 茶入 共箱 仕覆 茶器 煎茶道具 茶道具。
冬姫は通称。∈名工館∋【送込! 乾山 鉢】山澤 松篁 茶道具 菓子器 菓子鉢 盛鉢 共箱 無傷 真作保障 8 d158。正式な名は伊達貞子。【蔵c8689h】番浦史郎 櫛目 建水 共箱 茶道具。左端の写真は「総角の巻」末尾の拡大写真。【扇屋】橋本城岳「色絵高台寺文 水次」共箱 高さ 約15cm 幅 約28.5cm×約16cm 菊桐文 金彩 水注 水指 茶道具 京焼 鳴滝窯。
左上の篆書体は、「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の押印。茶道具 乾山写 金彩 竹絵 水指 宮川香雲 共箱 茶会 京焼 棚 作家物 陶芸。
篆書体の下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・玉映の落款
写真左から2枚目上の2つの印は仙台藩医・木村寿禎の落款
右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。茶道具 蓮絵 蓋置 通次 阿山 作 茶道 t 9304738。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)
(奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。茶道具 赤楽 半田 筋半田 炮烙 楽助 作 t 05-8309。)
(出品した自筆の「断層画像写真」(総角の巻)MRI 47―54B
自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款
「源氏物語」「総角の巻」主人公・総角の資料
下記写真は、国宝「源氏物語絵巻」の中に描かれる大君・中の君姉妹。茶道具 染付 雲堂手 火入 富田 静山 造 火入れ 茶道 紙箱入り t hiire-023。
左側が琵琶と筝を奏でる大君・中の君姉妹、右が姉妹を覗き込む薫の君
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」
1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。茶道具 真塗 土風炉 眉風炉 月松斎 作 (2) 茶道 10-6122。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
4番目の写真は、天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行
源氏物語「総角」原本に記されております。茶道具 真塗 土風炉 眉風炉 月松斎 作 (1) 茶道 10-6121。紫式部が「総角」を書くに際し、「白氏文集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「総角の巻」を書いていることがわかります。【MG敬】植葉香澄 作『槍梅鳥文蓋器 振出』共箱付 u17。この原詩の言葉の引用は、「総角の巻」に用いられていることで広くしられている。橋本城岳 造 仁清写 海松波文水次 共箱 検)淡々斎好。紫式部がこの原詩に親しんでいたと推定されている。【逢絢亭・新品】茶道具 水屋道具 灰器 楽焼 白楽 炉用 松楽窯 紙箱入り。
「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の漢詩文の落款が押捺されている。桶谷定一 造 / 茄子茶入 / 共箱 / 煎茶道具 / 茶道具 / 陶器 / 焼物。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。B06309 浅尾宗筌 蓋置 淡々斎書付:本物保証 送料無料。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。茶道具 乾山写 竹絵 香合 北風 一三 作 桐箱入り 茶道 t 9304682。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。【閑】明治期 白泥地白釉『雷文』火入(一対)香炉 茶道具★時代物★5D0508。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。B05962 千亀利窯 小林一雅 手鉢 即中斎宗匠書付:本物保証 送料無料。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。茶道具 重香合 桑 茶道 t ms2228-16。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。茶道具 京焼 平安喜山作 肩衝茶入 美品!!。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。茶道具 蓋置 蒲公英(たんぽぽ)、 京都 高野 昭阿弥作 共箱■新品■。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。【和】(8625) 作家物 中里重利作 絵唐津徳利 清水公照絵付 共箱有。撮影後、展示のために再表装をしております。茶道具 蓋置 交趾 竹節、 京焼 高野 昭阿弥作 共箱■新品■。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。茶道具 抹茶茶碗 油滴 天目茶碗 桶谷 定一 造 仕服:草花唐草緞子 茶道 t 9304780。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。茶道具 膳所 色絵 笹絵 口四方 火入 陽炎園 造 火入れ 茶道 t hiire-003。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。B16563 香合5 蓋置3 棗1 計9点セット:真作。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。【涼風庵】十四代楽吉左衛門(覚入) 作 杵形 蓋置 きね形 共箱。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。【空山 竹亭影】 木彫扇看板 東久世通禧 明治時代 M0905K。
2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。茶道具 茶壷 洛東 京焼 飾網紐付 共箱 万代 草山造。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。茶箱■京焼お茶道具13点セット 薩摩 清宗寺 黒楽茶碗 蓋置 茶筅 香合 棗 茶杓 野点 漆器箱 古美術 時代物 骨董品■。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。茶道具 錆釉 火入 楽入窯 製 火入れ 茶道 t hiire-030 注)長期在庫品につき箱に変色等が見られますが、本体は問題ございません。。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。桶谷定一 ★ 肩衝 茶入 ★ 共箱 仕覆 ( 捻梅唐草 ) ★ 造形良く気品ある逸品 ★ 京焼 茶道具 ★。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。【売切り屋】茶入 一入 四代楽吉左衛門 表千家第六代家元 覚々斎花押 仕覆 二重箱付 茶道具。
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。茶道具 膳所 肩衝 茶入 陽炎園 作 仕服 五色間道 桐箱入り 茶道 t 46321399。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。【美品】 佐々木虚室 帰来窯 緑釉 菓子器 在銘 虚室 共箱 桐四方桟 共布 由来書 茶道具。
4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。b-3817 昭阿弥造 黄交趾台子皆具揃 扇面 共箱 茶道具。母は後水尾天皇皇女女二宮。:引き取り限定【古都京都】「蒔絵と象嵌火鉢E-93」家具・民具・調度品.蒔絵・置物・時代箪笥〝家〟。実母は近衛家女房(瑤林院)。茶道具 蓋置 黄交趾 太鼓、京都 高野昭阿弥作、共箱 新品。。幼名は多治丸。茶道具 染付 詩箋 火入 須田 菁華 造 火入れ 茶道 t hiire-007 注)長期在庫品につき箱に変色等が見られますが、本体は問題ございません。。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。茶道具 仁清写 筍 香合 清閑寺 杉田 祥平 作 茶道 t 9304718。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。茶道具 浅黄交趾 五徳 蓋置 中村 翠嵐 作 茶道 t 9304755。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。茶道具 高取 文琳 茶入 替仕服付 仕服:大内間道/逢坂金襴 高取 八山 作 茶道 16-3101。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。茶道具 香盆 女桑 茶道 t 28-1706。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。聞香炉 青磁 八卦 横山 瑞祥 造 香道 火入れ 茶道 紙箱入り t tz21-004。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。B04943 淡々斎書付 ゼゼ焼丸茶入 箱蓋のみ:真作。
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